テラス屋根やサンルームが古くなると、「自分で取り外せないか」と考える方は少なくありません。費用を抑えたい気持ちはよく分かりますが、DIYには想像以上のリスクがともないます。撤去を検討しているなら、まずリスクの中身と業者に頼む場合の費用感を知っておくことが大切です。
もくじ
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「脚立があれば大丈夫」は注意したい思い込み
テラス屋根は見た目が軽そうなぶん、脚立一本でサッと外せると思いがちです。
ところが、一般的なテラス屋根の軒先は地面から2m前後になることもあり、高所での作業では足場の確保や転落防止への配慮が欠かせません。
個人のDIYでも、安全対策を軽く見るのは危険です。脚立だけで不安定な体勢を続けると、転落事故につながるおそれがあります。
2階バルコニー上のサンルームになると、作業位置がさらに高くなることもあります。足場なしでの撤去は危険が大きく、仮に足場を用意するとなれば費用もかかるため、DIYによるコスト削減のメリットは小さくなります。
ガラス・ポリカ板の落下リスクも見過ごせない
テラス屋根の屋根材にはポリカーボネート板が多く使われています。
老朽化が進んでいると、触れただけで割れることがあります。飛散した破片や落下したパネルで通行人や隣家の車を傷つけるおそれもあるため、周囲への影響も考えておく必要があります。
撤去後の外壁の穴は雨漏りの原因になることがある
テラス屋根やサンルームは、アルミフレームを外壁にビス留めし、基礎アンカーで固定されているのが一般的な構造です。
撤去するとビス穴が外壁に残ります。そこを補修せずに放置すると、雨水が入り込んで雨漏りの原因になることがあります。
テラス屋根を撤去するときは、外壁の防水補修もあわせて考える必要があります。構造物を外すだけなら日曜大工の心得があればできる場合もありますが、撤去後の外壁補修まで適切にできるとは限りません。撤去と補修は最初からセットで計画しておきましょう。
業者に頼む場合の費用相場
テラス屋根の撤去費用
テラス屋根のみを撤去する場合の費用は、規模が小さければ5,000〜10,000円程度が目安になることがあります。屋根の構造や素材、作業条件によっては20,000〜50,000円程度になるケースもあるため、必ず現地見積もりで確認しましょう。
床や柱を含むテラス本体を丸ごと撤去する場合は、15,000〜100,000円程度が目安になることがあります。
サンルームはサイズで費用が大きく変わる
サンルームはテラス屋根と違い、床・壁・窓サッシなど部材が多いため、撤去の手間も費用も高くなりがちです。サイズ別に費用の目安を整理すると、以下のようになります。
| サイズ目安 | 撤去費用の目安 |
|---|---|
| 1〜2畳 | 3万〜5万円程度 |
| 3〜4畳 | 5万〜8万円程度 |
| 5畳以上 | 10万円〜 |
上記はあくまで目安です。費用に解体作業費・運搬費・廃棄物処理費が含まれるか、足場の設置費や外壁補修費が別途かかるかは業者や現場条件によって異なります。2階バルコニー上への設置や基礎コンクリートがある場合も、費用が上がることがあります。
見積もりを取る際は、何が費用に含まれているかを必ず確認しましょう。後から「別途請求」が増えないよう、内訳を書面で出してもらうのが安心です。
外壁塗装・屋根工事と同時に撤去すると費用を抑えやすい
テラス屋根の撤去を考えているなら、外壁塗装や屋根工事のタイミングに合わせると費用を抑えやすい場合があります。
足場を共有できる場合は、単独で撤去工事を発注するよりトータルの費用を抑えられることがあります。工程を合わせることで作業の段取りもしやすくなるため、他のリフォームと一緒に業者へ相談してみるのも有効な選択肢です。
まとめ:DIY撤去は慎重に検討し、費用相場を確認して判断する
テラス屋根やサンルームを自分で撤去しようとすると、転落事故・落下物による周囲への被害・外壁損傷・撤去後の雨漏りといった複数のリスクがともないます。高所での作業や、ガラス面積の多いサンルームでは、DIYのハードルはかなり高くなります。
業者に依頼する場合は、テラス屋根で5,000円〜10万円程度、サンルームで3万〜10万円程度が目安になることがあります。ただし、足場費や外壁補修が加わるケースもあるため、複数の業者から見積もりを取り、費用の内訳を確認したうえで依頼先を選びましょう。