庭のコンクリートを撤去したいけれど、費用がいくらかかるのか分からない…そんな不安を抱えていませんか?
実は、撤去費用は厚み・鉄筋の有無・面積の3つで大きく変わります。同じ10㎡でも、条件次第で総額が2倍以上違うケースも珍しくありません。
この記事では、費用の仕組みと見積もりを安く抑えるための具体的な工夫を解説します。
撤去費用は「厚み×鉄筋×面積」で決まる
庭のコンクリート撤去費用の相場は、一般的に2,000〜6,000円/㎡です。ただし、これはあくまで目安。実際の金額は以下の条件で変動します。
- 厚み:15〜20cm以上になると、標準の10cm以下より20〜30%程度高くなる傾向があります
- 鉄筋の有無:鉄筋やワイヤーメッシュが入っている場合、1㎡あたり300〜500円以上の追加費用が発生することも
- 面積:小面積ほど平米単価は割高になりやすく、広い場合は単価が下がる傾向にあります
費用の内訳は「はつり・積込・運搬・処分・重機費・人工費・諸経費」で構成されており、同じ面積でも重機が入れるか、処分場までの距離はどうかといった現場条件で大きく変わります。
鉄筋の有無はなぜ費用に影響するのか
鉄筋入りコンクリートは、鉄筋なしに比べて撤去に手間がかかります。理由は以下の通りです。
- 切断工程が増える
- 処分時に鉄筋とコンクリートを分別する必要がある
- 専用工具や作業時間が追加される
そのため、鉄筋ありは1㎡あたり300〜500円以上の増額となるケースが多く見られます。
ただし、鉄筋は表面からは判別しづらいため、正確な費用は現地調査を経て初めて分かります。見積もり段階で「鉄筋の有無は未確認」と伝えておくと、後のトラブルを防げます。
厚みで変わる作業難易度と単価
コンクリートの厚みは、撤去の難易度に直結します。
| 厚み | 単価目安(鉄筋なし) | 単価目安(鉄筋あり) |
|---|---|---|
| 5cm以下 | 700円/㎡〜 | 1,000円/㎡〜 |
| 10cm前後 | 1,000円/㎡〜 | 1,500円/㎡〜 |
| 15〜20cm | さらに20〜30%増 | さらに20〜30%増 |
厚みが増すほど破砕に時間がかかり、処分量も増えるため費用が上がります。メーカーや業者によると、公共工事の積算基準でも厚さ100〜150mmで区分が設けられており、実務でも厚みは重要な費用決定要素とされています。
見積もりを安く抑える3つの秘訣
①複数社から同条件で見積もりを取る
厚み・鉄筋の有無・面積・搬入条件を統一して複数の業者に見積もりを依頼すると、相場から大きく外れた金額を見抜きやすくなります。
解体マッチングサイトなどを活用すれば、一度の情報入力で複数社から見積もりを得られるため効率的です。
②撤去範囲を必要最小限に絞る
庭全体を撤去する必要がない場合、必要部分だけに絞ることで総額を抑えられます。
たとえば、将来的に花壇として使いたいエリアだけを残し、それ以外のみ撤去するといった工夫です。ただし、将来の利用計画と整合性を取っておくことが大切です。
③撤去後の整地や再施工も一括依頼
撤去だけでなく、その後の整地や新たな舗装を同じ業者に依頼すると、総額が抑えられる場合があります。
別々の業者に依頼すると、それぞれに諸経費や出張費がかかるため、工事範囲を一本化することで効率が上がります。
重機が入れるかどうかで費用は大きく変わる
重機が使えるかどうかは、費用を左右する最重要ポイントの一つです。
- 重機解体|6,800円/㎡〜
- 手壊し|坪5万円〜(平米換算で約15,000円〜)
前面道路の幅、庭へのアプローチ幅、高低差などで工法が決まります。重機が入れない場合は手作業となるため、費用が大幅に上がります。
現地調査時に搬入経路を確認してもらい、重機使用の可否を早めに把握することが重要です。
DIYは可能か?リスクと現実
小規模・薄厚・鉄筋なしであれば、ハンマードリルを使ったDIYも不可能ではありません。ただし、以下のリスクがあります。
- 廃コンクリートは産業廃棄物扱いとなり、自治体の一般ごみ回収では出せない
- 騒音・粉じん・ケガのリスクがある
- 処分費用が別途かかる
専門業者に依頼すれば、労働安全衛生規則に基づく安全体制と法令遵守が確保され、短期間で完了します。小規模でも割高になる場合がありますが、安全とスピードを優先するなら業者依頼が現実的です。
まとめ:費用を抑えるには「条件の見える化」が鍵
庭のコンクリート撤去費用は、厚み・鉄筋・面積・搬入条件の組み合わせで決まります。
見積もりを安く抑えるには、以下を実践しましょう。
- 厚み・鉄筋の有無を可能な限り事前に把握する
- 複数社から同条件で見積もりを取り、相場を確認する
- 撤去範囲を必要最小限に絞り、一括発注で効率化する
現地調査で正確な条件を伝え、重機の使用可否や処分費の内訳を確認することで、納得のいく費用で撤去を進められます。

